面接官にウチじゃなくてもいいよね、と言われた。その意図は?

こんにちは。佐藤さおりです。

 

水~土曜日は、ライフキャリアや、

長所短所、就職転職の

テーマをお届けします。

 

今日は転職時の面接について。

f:id:hataraku-mochiaji:20180729202710j:plain

 

1.その企業じゃなくてはならない理由を話すべきって思っていませんか?

「たくさんの応募先がある中で、

なぜココを選ぶのか?

面接官はコレを聞きたがっている。

 

この企業じゃなくてはならない

ワケ、これを伝えなきゃ。

他の企業にも当てはまる理由

だと、きっと説得力ないもんね。」

 

こんな誤解・思い込みをよく聞きます。

 

さて、面接官が採用したいのは、そもそも、どんな人でしょうか?
入職後に力を発揮でき、その仕事の現場に貢献して活躍していく人です。

 

ということは、、、

裏を返すと、、、必ずしも、

 

その企業・応募先じゃないと

ダメなほど、

志望度が高い人ではない、のです。

 

 

実際のところ、

同じ志望動機を活用することで、

 

他の同業・同職種だけでなく、


複数の異なる業界・職種で

選考を通過している方がいます。

 

その方たちは、その応募先

でなくてはダメな理由を

語っていないのです。

 

 

にもかかわらず、
(他でも活躍できるかもしれないけど)

「ぜひウチで働かない?」

って強く求められることが多々ある。

 

ご存知でしたか?

 

 

2.「ウチじゃなくてもいいよね」と伝える、面接官の意図は?

面接官の

「ウチじゃなくてもいいよね」

というコメントは、

 

「あなたの志望動機には、

残念ながら説得力がないですね」

という意味で言っているだけなのです。

 

なので、実は面接官は、

「ウチじゃなければならない理由」

を、必ずしも求めている

わけではないんですよ。

 

 

3.面接官が「ウチで採用したい!」と思う志望動機とは?

それでは、志望動機に

説得力がある伝え方とは、

どういったものなのでしょうか?

 

「なるほどね、

それでウチを応募先に

選んだわけなんだねー」

と、面接官に伝わる、ということです。

 

 

1)1次・初期の面接での志望動機

 

次の2点が伝われば十分。OKです。

 

a) 仕事・職場選びの基準

に照らして、

 

b) その応募先が a)と合う

 と思った理由

 

 

これが伝わると、面接官は、


「ああ、それで、

ウチを選んで応募してくれたんだな。

入職後も本領発揮してくれそうだ。」

と腑に落ちるわけです。

 

 

2)2次・3次・最終面接での志望動機

 

面接が進んでいくと、

志望動機にはより深いか、

より具体性があるか、

が問われます。

 

その点を踏まえると、

<効果的に伝わる>ように

伝えるポイントは、

次の2点です。

 

a) どんな経験に裏づけられているか?
b) 入社後の働きぶりをイメージできているか?

 

a) では、

実体験に基づいて

応募先を選ぶ基準・価値観が

よりはっきりと伝えます。

 

b) では、

応募先の研究・深い理解を伝えます。

 

出勤後はどんな1日を過ごすことになるんだろう?

例えば、先輩や上司とは、

どんな業務・作業に取り組み、

どんなやりとりをしていくんだろう?

 

お客様や取引先とのやりとりは?

 

応募先の企業からは、自分に対して、

どんな目標や役割を期待されることになるか?

 

それを全うするために、

自分なら、どんな工夫をしていくだろうか?

 

 

a) とb)、2つの視点で

考えていくことにより、

 

仕事・職場選びの軸と、

自己PRとで、

どこまで一貫性があるか。

 

吟味した上で、

面接で伝えていくと、

 

入社後の働きぶりも、

映像として描けるレベルで、

深く具体的に面接官に伝わるわけです。

 

 

4.まとめ

いかがでしたか?

 

今日は、「面接官に

『ウチじゃなくてもいいよね』

と言われた。その意図とは?」

をご紹介しました。

 

 

1次など初期の面接では、

仕事・職場選びの基準を、

 

3次・最終の面接では、

その基準で選ぶようになった

原体験、

 

そして入社後の働く姿・イメージ、
を伝えていきます。

 

こう対策をとることで、

面接官に「ウチじゃなくてもいいよね」

と言われることはなくなります。

 

むしろ、「なるほど、

それでウチを応募先に選んだんだね」

と“伝わる志望動機”ができますね。

 

また、単なる志望動機の作成

にとどまらず、

 

ホントに自分にとって

幸せでうまくいく

仕事・働き方の選択になっているか?

 

この点を吟味・検証することにもつながっています。

 

 

ぜひ、試してみてください。

あなたが、後悔のない選択をしていくためにも。

 

それでは、また。

以上、佐藤さおりでした~